作者 Tu-ka
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2008/04/10 Thursday 17:01:06 JST |
数年前より「NHK教育」をよく観るようになったんですが、最近の番組ってオモシロいですよね? 子供の頃観てたTVといえばもっぱらアニメや怪獣ばかりで、学校の勉強のためにTVの時間を割こうなんてコレっぽちも思いませんでした。しいて言えば小学校の頃、たまに授業で教育番組を観ることがあったくらいで、それだって「授業中にTVが観れる」コトに気がいって内容なんてほとんどアタマに入っちゃいません。 でもこの年になってあらためて観てみると、結構オモシロいんですよ。
あの頃に較べて、とても解りやすいように思います。もちろん、こちらが歳を取ったというのもありますけど、それ以上に教え方が上手くなったというか、「TV」というメディアを十分に活かした構成になっているんでしょうね。 その中で最近気に入っているのが、4/7〜11まで放送している「春期特集 高校講座2.0」という番組です。 これは名前にもあるとおり「WEB2.0」にヒントを得て作られた番組だそうで、特徴は“2つの科目をひとつにして、楽しんでしまおう!”というものです。 第1回「英語Ⅰ×国語表現Ⅰ」 第2回「音楽Ⅰ×地理」 第3回「物理×日本史」 第4回「情報A×家庭総合」 第5回「世界史×生物」 ね?、タイトルからもオモシロそうに思えません? 一見まるで接点のなさそうな科目を組み合わせることで、いままで単一科目では感じ得なかった、それでいてそれぞれの教科の本質に迫る「発見・体感」を実現できています。実際に番組を観てもらえば判ると思いますが、ここではいわゆる“知識を得る学習”ではなく、“知を探求・創造”する愉しさがあふれていました。 ボクが観た第一回は、青森在住の津軽弁を話す女の子と東京に住むアメリカ出身の詩人・アーサー・ビナードさんが、島根県松江市を訪れ「小泉八雲」の作品に触れるというものでした。 途中二人は、八雲の奥さんが英語を覚えるためにつけていた「単語帳」に出会います。 その中で見つけたのは「松江訛りの英語」でした。 それに興味を持った女の子は、自身の話す津軽弁で英語を発音したらどうなるかと考えます。更にビナードさんの手を借りて詩を英訳し、津軽訛りの英語で朗読を試みるという内容でした。 なんかもう「高校講座」の域を大きく外れているようにも思えますが、「知」への意欲はおおいにそそられました。 ボクらの子供の頃にもこんな番組に出会えていたら・・・ もしかしたら、今の自分じゃない生き方をしていたかもしれません。 |
最終更新日 ( 2008/04/11 Friday 03:47:22 JST )
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