朝日新聞の土曜版に「ソフ得!」というコラムの集大成。
「会社でWindowsは使って、一通り使えるが何か物足りない」と言う人が読んでみると良いと思う。

Windowsのシンプル設定から始まって、ちょっと使えて便利なフリーソフトが大量に紹介されている。

デジカメのことを調べてて、この人サイト(http://tanupack.com/)に出くわし、書籍の存在を知った。
PCにしてもデジカメにしても、マニアックに新機能を追いかけず、道具を道具として割り切って使う、という姿勢がとても共感できる。

第1部の出だしからして『XPもVistaも「そのまんま」使うな!』 というタイトルである。まったく同感である。まずは、PCを安全に軽くサクサク使うための設定変更方法が書いてある。私のPCの使用暦は短いほうではないのだが、知らないナイスな設定が多かった。

第2部以降はフリーソフトの紹介である。 この中にも、便利そうなものが多い。私のPCの使用暦は短いほうではないのだが、知らないものばかりである。

私のPCの使用暦は短いほうではないのだが、Windowsは文房具感覚で、あまりまじめに使ってないということなのだろう。振り返ってみるとDOSの頃のほうがよっぽど研究していた。

この本に紹介されているフリーソフトをいくつか実際に試してみたが、この筆者が、実際に仕事で使って便利だと思えるものがセレクトされているのであろう。外れが少ない。仕事でPCを使うという価値観にとてもフィットしてくる。ぜひ一度、目を通しておく事、オススメである。

ブルーバックス　シンプルに使うパソコン術　傑作フリーソフトでつくる快適環境
 鐸木能光著　講談社　ISBN978-4-06-257564-5 860円